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 親を失ったタイ山岳民族の子供たちが暮らす養護の家
希望の家は、親をエイズや麻薬中毒、貧困などで失ったタイ山岳民族の子供たちを保護し、教育の機会を与えるための養護施設です。場所は、タイ王国北部の都市・チェンマイ郊外にあります。

創立されたのは1997年です。長年、貧しさや差別に苦しむタイ山岳民族やタイ国内のエイズ患者の支援を行なってきた医療人類学者・大森絹子と親友のタイ人夫婦・プラセン&タッサニーの協力によって創られました。創立以来、プラセン&タッサニーが現地で子供たちの面倒をみて、大森絹子は日本で「希望の家を支える会」を立ち上げて善意の支援金を集めるという形がとられました。

しかし、残念ながら、2001年、大森絹子は肺がんのためにこの世を去り(享年48歳)、その後、大森の姉である上野敏子をはじめ遺族が「希望の家を支える会」を引き継ぎました。現在は、プラセンがスタッフリーダーを務める現地NGO「タイ・ラフ・ファウンデーション」と日本の「希望の家を支える会」が力を合わせて運営しています。

希望の家は施設というより、“大きな家族”という家庭的な雰囲気を大切にしています。また、生活方針は“自立”です。大人のスタッフの力は最小限にとどめて、そうじや洗濯、家畜の世話、食事の用意などできることは子供たちが自分たちでやるようにしています。

希望の家の日常は明るく、毎日、元気な笑い声が響いています。ただ、子供たちは本当の父母のいない寂しさや過去のつらい記憶を決して忘れたわけではありません。彼らは「今」を生きる中で、困難や抑圧を克服しようと毎日を懸命にたくましく生きているのです。

希望の家を支える会